春の木漏れ日と春先特有の暖かいけどちょっと強い風に煽られて校門をくぐりちらほらと校門をくぐる生徒達のなかに星と皐月の姿があった。



「おはよー。 昨日は楽しかったねー。」


「おはよー。まじでスィーツにはびびってたけどねー。」




昨日、星の家で行われた御祝いパーティーの話に花を咲かせながら二人は校舎をぬけて並んで歩く。



「でも…ほんと今日こんな早くに部活の朝練の見学付き合わせて悪いな。
甲原さん…めちゃ怒ってただろう。」


星の言葉に皐月は明るく首を横にふった。


「いろいろ誓約させられたけど…覚悟の上だったから…どーって事ないよ。
あっ、あれショコさんだよー。」


道場の前に胴着を着用したショコの姿を見つけて皐月も手をふった。



「まじでーー!!朝練見学しにきたんだー!!お姉さんは嬉しいよー!!」