星とショコのやり取りを静かに見守っていた皐月だったが凛とした姿勢でショコの勧誘に答える。
「まじで!!まじでいいの??」
「いや……やばい!!って皐月!!」
喜ぶショコに青ざめる星は皐月の腕をつかみまっすぐみつめた。
「甲原さんにはなんていうつもりだよ!!
ピアノやってるし剣道でもし痛めたりしたらどーすんだよ!!」
「甲原には……もう、いってあるの……。
私、星くんと入れ替わって剣道やってみたけど、剣道ってすごく奥が深くて面白いしせっかくだから続けたいなって思ってたよ。」
「……皐月。」
凛とした姿勢を崩さず真っ直ぐにいいはなった皐月に星は呆気にとられ口ごもった。

