「どちらにしても…その契約彼氏の思うツボになってるわけだし手におえないよー! そんなのに皐月をまきこむなよな!! 皐月はピアノもあるし剣道とかで手とか腕とか痛めたりしたら俺ら甲原さんから叱られちゃうんだからなー!!」 「へえ〜!!ピアノならってるの? じゃあ、名前だけでもいいからさーー!!」 「いい加減にしろってばしつこいぞ!!」 制する星の言葉にお構いなしに皐月にすがるショコの勧誘に黒色の瞳にうるませて微笑んだ。 「私でよければ剣道部入部させてください―――。」