とろける1/2 かぼちゃプリン



その必死ぶりをみたショコはニンマリと笑うと壁に立て掛けられた竹刀を握った。


「私も去年この学校に編入してきたんだけど…その時すでに女子剣道部の3年生が3人だけでさー。
もう大学受験とか進学に備えてOBになっててさー。
志望者私一人だったし廃部同然だったんだけど…その時男子剣道部だった彼氏と3年の先輩達が先生達に来年一年生が入らなかったら廃部っていう交渉してくれたわけ…!!
そんな事されたらやっぱり付き合わないわけにはいかないじゃない?」


「はあ?剣道部の話なのか…?いつの間にか契約彼氏の話になってるけど…。」


剣道部の話をしながら突然死彼氏の話にシフトしたショコに突っ込む星は大きくタメ息をついた。