「……そういえば…確かに弾けたのおかしい。」 姉貴の言葉に俺も大きく頷きピアノをみつめた。 「あっ…さっきの音色なら咄嗟に…途中からだったけど録画させてもらったわ…!! 私もきいたことない曲だったし…まさかあんたが作曲って思ったわよ!!」 そういいながら…姉貴自身のスマホをとりだしムービー画面を表示させて笑った。 「盗撮かよ…!! でも今回ばかりは姉貴に感謝だよー!! また弾けるかわからないし…これがあれば甲原さんにもきけるし…。」