「普通…こーいった場合……私の彼なの!!って皐月ちゃんいうもんじゃないのーー??

もしかしてそんなに高良くんの事好きじゃないんじゃない?
それなら俺と仲良くしてよー!!」


みるく、単お嬢のやり取りに圧倒された皐月の控えめな態度に…名雲はニヤリと含み笑いをした。



「そんなことないよ……。 私、星くんの事信じてるし…。」



「ふぅーん……。」…と何やら意味深に言葉を返すと頭の後ろに腕を組み名雲は目を細めた。



「皐月ちゃんって……高良くんの何でもいいなりなの?
こーしたいとか、あーしたいとか普通出てくるもんじゃないかな??
それってやっぱりそんなに好きじゃないのかもよー!!」


……と狼狽える皐月にむかって名雲は切りかかっていたのを星が篠山太一をふりきり皐月の手をとって教室から飛び出した。