「「お兄さま!!ひどい!!」」


さっきまで余裕だったシェプストの眉間に皺をよせた。


「お父上の耳には…あらかじめいれてあるが…興味はありそうな感じだったぞ。
今日の晩餐の席で改めてお伺いかけるつもりだそのつもりで臨みなさい。」


「そんな……お兄さま!!」



思ってもみない展開にシェプストは食卓になき伏せるも…あえてそこは突っぱねて席をたち部屋をあとにしたところで…急にたったせいか視界がぐにゃりとまがり…立ちくらみのあと胸がくるしくなり慌てて近くの壁にもたれた感触とシェプストの嘆く声を遠くにききながら意識がだんだん遠のくを感じた。