肩から長く落ちる髪の感触に不自然さを感じ私は慌てて身をおこしその長い髪をたぐりよせる。


最初は自分の身体に戻ったのかな?って密かな期待をこめたものの…たぐりよせるたびにその全容を明らかにしたそと長いブロンドの髪に私は明らかに星くんの身体でも私の身体でもないことを認識し慌ててベッドからとびおきて薄暗い床に足をつくとヒヤッ…と床から伝わる冷たい感触が伝わった。


ザザザ……と風が薄暗い部屋のなかへと光とともにさしこんでくるのに気付きその光をたよりに窓辺へと足をおそるおそる運ぶ。



「………ここ……どこ??」