「じゃあ…またな……!!」

続いて篠山がそっけなくいうと…ぞろぞろと帰宅するため部屋を退散する連中を「うん、ありがとうー。」と苦笑いで見送り最後に喜多名雲の手をまた引っ張った。


「さっきの言葉の意味どーゆうこと??」


意味深な言葉の意味を確かめようと尋ねた喜多名雲が帰ろうとしたのを制して尋ねると喜多 名雲は悪びれもせず微笑んだ。


「忘れたんですか?自分が霊感あるの?? じゃあ…ゆっくり休んでくださいねー!! 皐月ちゃん!!」


ほとんど前行く連中が部屋をでていくのを確認してそれだけ言葉を返した喜多名雲は俺の手を払いのけスマホをふりながり部屋を出ていく様子に俺は固まりその後ろ姿を唖然と見送るしかなかった。