勢いよく突っ込んできたまさかの…ショコ姉に俺は思わず身体をそらすものの寸前で喜多 名雲がショコ姉の動きを右肩を叩いただけでとめた。
「やだなーショコ先輩……!! 高良くんとの約束忘れれたんですか??
ショコ先輩が勢いつけて飛び込もうとするから…皐月ちゃんあんなに怯えちゃってるじゃないですかー!!
ねえ……皐月ちゃん…!!」
「「あつ……そーだった…!! ごめんねー!!せい坊と約束してきたの忘れちゃってたよー!!」
えへへ…と申し訳なさそうに謝るショコ姉に明らかに何か企みを含むような言葉にためをつくり喜多 名雲は口元をひきつらせ愛想笑いで迎えた。

