こいつにとっては何もかも面白半分なのか…またもや意味深な発言に俺はムカッ腹たちながら…良いも悪いも返答も返せないままあっさりきられツーツーという電子的な不通音が聞こえてきてひとまず子機の着信ボタンをきった。
「相変わらず腹立つ……!!」
込み上げる怒りの衝動のままそのまま身をなげだしてベッドに横になり枕に顔を埋める視界に皐月の部屋がゆっくりと溶け込んできた。
「……みんなでお見舞いとか…意味わかんねえし…いったい何考えてるんだ!!」
そんな事を反芻してる間に突然インターホンが玄関の方から鳴り響き慌てて身を起こした。

