「確かに……いつもの連中の装いとは違うな。 盗賊じゃなければなんなんだ。」 篠山似の異国の人は…近づきつつあるその怪しい団体に目を見張った。 何気に俺もその先を仰視する……。 すると視界の先に追われている団体の中に…蜃気楼なのか皐月の影と重なる女性が数名の仲間とともに何者かに追われながらこちらに近づいてきていた。 「………盗賊じゃなければ……出直そう。 旅人同士のいさかいかなんかに関わっている暇はない……!!」