熱い白い砂が視界を激しく多い身体にうちつける感覚に懐かしさを感じた。 ………ここは、俺は一体…………。 鉛のような思い身体に貼り付けられている気だるさに意識をとぎすましてなんとか瞼をあけた。 香のかおりか白い煙をたてながら部屋にとけこんでいくその幻想的な風景がひろがる。 ……あれ……また、違う場所だ……。 コロコロと変わる風景に夢なのか現実なのか戸惑いながらも身体をおこした。