そーいいながらおもいっきり抱き締める腕に力をこめた女子の姿に驚き我に返った私におかまいなく起きたばかりの身体を激しく揺さぶるその人物のまさかの姿が目にやきつき喉の奥につまっていた言葉を掻き出した。



「ショコさん……!! なんで…ここに??」


身体をのけぞりながらはっきりとした視界に飛び込んできたのは…うさぎ店長の娘さんで女子剣道部主将…樋口ショコさんはしっかりがんじがらめに抱き締められながら更に激しく身体を揺さぶられている現状に私は混乱した。



「なにいってんのーー!!ショコさん……なんて他人行儀な!!
まさか…高助との試合がショックでおかしくなっちゃったとかーー!!」



ショコさんは身をのけぞる私にはおかまいなく更に身体をだきしめる力をこめてくる。