白い霧のように覆われた視界の中で遠く誰かの声がこだましているのに気付きふと気づいた私は息苦しさに身もだえ今度は激しく身体を揺さぶられる感覚にうっすらとした目を覚ますと…白い形が時おりさしこむ光に照らされると…やがてまだ記憶に新しいティリーの姿をふちどりふわり瞼の先に浮かんでくる。




「……ティリー??」



思わずその面影に私は問いかけた瞬間…いきなりその白い影は明るい笑顔を浮かべて身体をいきなり抱き締めた。



「「よかったー!!せい坊!!私…死んじゃったのかと思って心配したよー!!」」