自分がどこにいるのかもわからないまま…ただその声と視界にうつる方向に必死に重い体をひきずり進む先に砂埃をあげながらやがて進路は思いがけずに私のいる場所に向かって前進してきているように思えた。
―――助かった……!!
内心そう思ったその人影に手を振り自分の存在をアピールしようと手をふったがなぜか逆にその人影はただ前進を続け私のいる場所へと直進してきているようにもみえ私は思わず足がすくみどうしようか…と迷っている間にもそのままその人影ははっきりとしてきてまるで何かにおわれてるようにも感じた時激しい熱風が視界を遮った。