「……もう、びっくりしたよー!!そんか真っ青でたたずんでるからこんな真昼間からお化けでたかと思ったよー!!」


さすがのうさぎ店長もDr.哲を昼間の幽霊と見間違えるほどの形相に声をあげ道場の板間へと靴を脱ぎ捨て進んだ。


「ひっちー………。大変なことになったよー。」



ボソリ…とそんなうさぎ店長の様子に神妙な面持ちでDr.哲は言葉を連ねると…また更にその言葉に付け加え小春がけしかけた。


「ええ!!早速…起きてるわよね!!
私立 陽炎聖堂学園 高等部受験の日を乗り切れば魔法の粉の賞味期限の呪縛からとけて…二人は晴れて元の体に戻るはずじゃなかったけ?
入学してそうそう…再び魔法の粉の効力が再発なんてきいてないわよ!!」



「えっーーー!!」