皐月をのせたうさぎ店長と星をのせた小春の2台の車は猛烈に振り付けるゲリラ豪雨のなか高良道場の看板の門をくぐり道場の目の前に車は並列してとまる。


突然ふりだしてきた雨のなか車につまれた予備の傘を2台の運転席から先におりたドライバーのうさぎ店長と小春の二人はそのまま助手席側に躊躇なく近づき外見…星だけど中身、皐月と外見…皐月だけど中身星の二人を助手席から引っ張りだし互いの傘に便乗してなおも激しく打ち付ける雨のなかをくぐりぬけ道場の中へと入った。



「ちょっと……なんで明かりつけてないのよ…。」


道場の中にはいるなり昼間だというのにこの荒れた天気のせいで薄暗い道場に気付き小春は閉じかけた傘を外見、皐月…中身、星に無理矢理押し付け道場の電気を片っ端からつけると真ん中に真っ青な顔のDr.哲が座っているのに一行ら思わず驚き声をあげた。