激しく打ち付ける砂嵐の中…再び胸の痛みにみもだえて呼吸すら身もだえ必死に何か掴むものを探したけれどそんな望みも虚しく身体は砂嵐にまいあげられた。




―――わあああっ……!!




声にならない痛みとともに感情がこみあげてくる。


気のくるいそうな砂嵐に身体を巻き上げられてそれでも何かを手探りで探したその時…ふっと何かの影を見つけその影を掴むとその先には………。



『――――さつき!!』