「ここにいたいの…。十分すぎるほど長い時間をさまよってきたけれどやっとここにいたいって場所をあなたのおかげでみつけられた…。 私はもうそれだけで十分だから………。」 彼女の麗しい瞳から大粒の涙がこぼれたが満足そうに微笑んだ。 「それは…いけない……!!」 その男性の言葉とともにその想いは伝わらないままやがて…その男性は深い眠りへと誘われていく。 それと同時に前を螺旋状に連なる砂嵐はだんだんその光景をどざした。