とにかくおもいつくままに事情を説明する私にうさぎ店長が…胸元のポケットにいれていたスマホのバイブに気づいておもむろにとりだしいじりはじめたと思ったら段々顔付きが険しくなった。

「哲ちゃんが…至急、道場に来てくれって……!!」

うさぎ店長の重々しい口調に私と小春さんはただ事じゃない出来事が起こっているのを感じとり二人顔を見合わせて頷きそのまま魘されている外見、私(…中身星くん)の身体をうさぎ店長が抱き起こしそのままお姫様だっこして小春さんの車に運びこむころ……ポツリと空から雫が落ちてきたのを体感し空を見上げると真っ黒な雲が空を覆っていた。