鈴が転がるような可愛らしい声で、アクアはそう言った。
「…なるほどね」
ヘリオはそう言って、くるっとアクアに背を向けた。
「来いよ」
セレン起きたから。
端的にそう言って、ヘリオは歩き出した。
「…あいつもお前に会いたいと思うよ、きっとさ」
「そうだね…ってヘリオ何で起きたって分かるの!?」
「長年の経験と勘」
「いやおかしい、おかしいだろ」
アクアとウィングを残して、全員がワイワイとその部屋を出た。
「良い方々です」
「…ああ、そうだな」
ポン、とアクアの頭に手を置いたのは無意識だ。
アクアはそれに身を任せて、暫く沈黙する。
「なあ、こんなときに何だけどさアクアちゃん」
「何です、ウィングさん」
「アクアって呼んでいい?」
それで俺のこと、ウィングって呼んでほしい。
ちょっと赤くなってそっぽを向いたウィング。
「不覚です」
ちょっと吃驚しちゃいました。
アクアは言った。
「早く行きましょうか」
ウィング。
fin.


