☆Friend&ship☆-妖精の探し人-


その後私は、とある少年に買われました。

いえ、少年と言っては失礼です。

ジュエル様、彼が私を買いました。


買われたとは言っても、私の生活はよりよくなりました。

1人ではなくなり、お姉様のような存在もできました。

週末には買い物に行きました。

たまに、ジュエル様は長期休暇をくださいました。

南の島のバカンスで、私は数週間を過ごしました。


…私は何度も繰り返してしまうんです。

同じ過ちを。

何度も、何度も。

何度も。

嫌になるくらいに。


ある日、私は天国に放り出されました。


安全でより幸せな天国に。

スイムくんと会ったのはそこです。


彼はその罪を咎められ、地獄に収監されました。

私は知りました。

彼も吸血鬼だったことを。

…あんまりこれは口外してないんですけど。

ジュエル様から直接知ったことではないので。

私はまた後悔しました。

私が、ジュエル様をも苦しめてしまったことを。

私は知りました。

知らない間に私はジュエル様の犠牲で成り立ったテーマパークにいました。

広くて自由で幸せなテーマパークは、冷酷な檻よりも幸せでした。

でも出た瞬間。

そこは地獄に建てられた生贄の祭壇だと気がついたんです。

ジュエル様の犠牲で成り立った、テーマパーク。


私の3つ目の目的は。

ジュエル様に恩返しすることです。

そして4つ目の目的は。

優しいジュエル様がまだ作っている、テーマパークを壊すこと。

…いえ、せめて止めること。


私を包み込む幸せなテーマパークを、私は出たいんです。

ジュエル様を、支えたいんです。