☆Friend&ship☆-妖精の探し人-


物心ついたときには、私はお兄ちゃんと2人きりでした。

それを不自然だとは思いませんでした。

だってお父様もお母様も知りませんでしたから。

そういうものではないと知ったのは…どうでしょう、3つか4つの頃だったと思います。

お兄ちゃんはいつも優しかったです。

ご飯も、勉強も。

お兄ちゃんが作って、教えてくれました。

優しくて格好良くて。

自慢のお兄ちゃんでした。


でも、あれは3つの時です。

忘れもしません。

私の誕生日。

そしてお兄ちゃんと過ごした最後の日。

病院に行ったあと。

私は知らない大人の人に連れて行かれました。

お兄ちゃんは笑っていました。

泣きながら、笑って。

笑いながら泣いていました。

私は結局、最後までお兄ちゃんを困らせました。

結局。

泣き喚いて叫び続けて。

お礼もお別れも言えませんでした。

私の1つ目の後悔です。


会ってお兄ちゃんに感謝と謝罪を伝えたい。

それが私の1つ目の目的です。