☆Friend&ship☆-妖精の探し人-


「あのまま、あの悪魔死んじゃったのかなぁ、どう思う?ヘリオ」

「…」

「ヘリオ?」

「じゃったってのにはちょっと反論せざるを得ないけどさ。死んでねーと思うよ」

肉体と魂が毎回バラバラなんだよ。

幽霊じゃねーからもともとの体はあると思うんだけどさ。

まだそれらしきものは見たことない。

「…怖い」

ホラーが苦手なキースはちょっと涙ぐんでいた。

「全くだよな」

とヘリオはそう言った。


「おーい、アクア起きたぜ」

「本当?よかったぁ」

「…」

ヘリオは黙って頷きつつ踵を返したウィングに続く。

机に頬杖をついてうたた寝をしていたらしいアクアは、三人の気配に 顔を上げた。

「船長様」

「セレンちゃんは気失ってる。多分起きるよ」

「そう…ですか…?」

かなり落ち込んでいるらしいアクアに、キースは笑いながら話しかけた。

「大丈夫だよ。それに完全にセレンが勝手にやったことだし」

気にすることないよ、とキースは言ったが、アクアはさらに表情を暗くした。

「なんか、お兄ちゃんみたいです」

「お兄ちゃん」

アクアはこう言った。

「…私が探してる人のうちの1人です」

言いましたっけ。


「私には両親がいないんです」

そして。

「元は奴隷でした」


と。