気を失ったアクアが目覚めたのは、それから3日後のことだ。
船はすでにその星を出て、赤い恒星で辺りはいっぱいだった。
「ん、起きた?アクアちゃん」
ウィングは笑いながらそう言った。
額に包帯を巻いたアクアを、いたわるようにそっと微笑む。
「気分は?」
「おかげさまで」
おかげさまで何なのか聞きたかったのだが、どうやら疲れきっているらしいアクアに頷くに留めた。
「あの、セレンさんは…」
「腕は繋がった。心配すんな、アクアちゃん」
「でも私」
「いいんだ。とりあえず飯食お」
曖昧に頷いて、アクアはそばのプレートに手を伸ばす。
「…セレンさんに、謝らないと」
「…」
聞こえないふりをして、ウィングはアクアを見つめていた。


