☆Friend&ship☆-妖精の探し人-


「あ、あ、やめてください、お願いします…やだっ死にたくない…!」

その時だった。

赤い液体を纏った黒い物体が、槍を弾き飛ばす。

アクアは一瞬それがなにか分からなかった。

そしてスッと大きく目を見開き、叫んだ。

「きゃぁぁぁぁ!!?」


おびただしい血が溢れ出る。

「てめ…っふざけんな馬鹿セレン!」

「ふざける…これが最善だと思ったが」

「よく見ろ馬鹿セレン!あいつアクア刺す気なんてねーよ!」

「あったらどうするんだ」

「…馬鹿!ばかばかばかばかぁっ!」


あったらどうするって。

「このヘタレ!チキン!」

急所すら狙う素振りなんてなかったのに。

狙うという可能性が0.001%でもあるからって。

右腕を…!


「殺してやる…!」

地を蹴り、なにも考えなしに。

だって仕方ないだろ?

目の前が、セレンの鮮血で真っ赤に染まって。

頭が真っ白になって。


気がつけば、あいつの首が足元に転がってた。