☆Friend&ship☆-妖精の探し人-


「なあアスタ?」

ウィングは溜息を吐きつつ呟いた。

「何だこれ」

「…ワープだよ。この先に行くべきところがあるんでしょ。…アスタ、大丈夫?」

先ほどまで気を失っていたアスタは、気丈にも笑った。

「へーき。十分休んだしさぁ」

「…うん」

それでもサテは心配そうだったが、頷いてその光に足を踏み入れる。

「うわお」

瞬間、サテは消えた。


「まーこれでサッテンの虚言という線は消えたな」

「そこ疑っちゃ駄目だよキング…」

呟いたのはキースだ。

「…」

「わっ、セレン!」

突然現れたセレン。

背後霊の如くキースの背中に立っていたらしい。

「これには人数制限は」

「ないぜ、基本的には」

アスタがそう言って、肩をすくめる。

「何があんのかわからねーけどさ」

「とりあえず行こうよ」

と、これはキース。

「まあそうだな、アクアちゃんの為にも」

「いや、ほかっとくのも手だぜ。面白そうだしな」

「手じゃねーよ黙っとけキング」

「そう?」

笑いながらもキングは引き下がる。

と。

「行くなら行くぞ」

呟いてセレンは歩みを進めて、躊躇うことなくその光へ入った。


後はすぐに続く。

キング、ウィング、キース、アスタ。


最後に、ヘリオは戦いの地を見つめてからその光へ手を伸ばした。


愚かだなぁ…


不意に頭に響いた声。


同情すら愛情だと…信じているのか?

まさか彼だって…


「黙れ」

端的にそう言って、ヘリオは逃げるように逃げた。