☆Friend&ship☆-妖精の探し人-


現れたのは三本の通路。

奥に続く左の道。

地下へ続く右の道。

階段を上る中央の道。


___これらの道は、すべて正しい道…

___強大な敵の潜む近道

___穏やかな回り道

___新たな選択肢を与える道…


全員が分かれ道の部屋に入ると、退路は断たれた。

「ほ…アスタ、来たことあるんだろ?ここはどれが正解だよ?」

「いや、ここまでは来てねーよ。お前ら強すぎだろ」

アスタはそう言って肩をすくめた。

「…リンネも連れてこればよかったか」

「だめだめ、あいつデートだって」

「…また新しい男?」

「ああ、全くどこがいいんだか」

「…」

サテにそう返したアスタは、少し右の道を覗く。

「…だめだ、真っ暗」

「結局、全部合ってるんだろ?それなら全員で行こうぜ」

ウィングがそう言って、真ん中の道に足を踏み入れた。


___ビーーーー!!


「!!?」

ガシャン、と透明な壁がウィングを隔離した。

「!?おい、なんだよこれ!?」


___中央通路…残り二名


「あと二名…しかいけねえってことかよ?」

ウィングを除き、今分かれ道にいるのは

へリオ、セレン、キング、キース、アスタ、サテ。

「…全員で七人…二組二人になるってことか」

「一人で行くのは危険すぎるしな。そうなる」

へリオはそう言って、思案顔で俯いた。

「…わり、全員俺が分けるな」

「了解」

アスタは快く承知して、サテも頷く。

他はもちろん異論はない。


へリオは職業盗賊、物理アタッカー。HPは少し高めで、オートスキルでアクセサリー、またはアイテム効果を増すことができる。攻撃力、その他能力は平均的。

セレンは職業商人、味方の補助または敵の妨害。レアドロップ率が高く、オートスキルでアイテム効果を割り増しできる。しかし戦闘能力は全体に低い。

キングは職業スナイパー、遠距離アタッカー。多彩な属性攻撃を使い分け、さらにステルスで自身を敵の視界から外すことができる。防御、HPは低め。

キースは職業木こり、近距離物理アタッカー。HP、一撃の威力が非常に高く、オートスキルで自動回復をかけられる。しかし防御は低く、使える属性も少ない。

「…」

「?」

アスタは呪術師、敵を妨害する魔法をかける。強力な呪いが使え、アクションスキルで一定時間バリアが張れる。HP、防御が低い。

サテは白魔術師、味方を補助する魔法が使える。強力な回復魔法が使え、自動復活で一度リタイヤしても復活できる。魔法の唱詠時間が長く、防御が低い。


「…よし」

俺の指示通りに動け、そう言ってへリオは含み笑いを零した。