「キース君、君頑張りすぎんなよー」
「…分かってるよ」
キースはそう呟いて、担いだ斧を遠心力に任せて振り回した。
防御を捨てた構えだが、まあ木こり特有のHPの高さで持ちこたえるだろう。
ウィングよりはまだましだ。
それに、スキルで敵攻撃ごとに与えた攻撃の50%のHPを吸収できる。
悪くはない。
対してへリオは軽盾と短剣、アクセサリーで基本値を底上げした。
上手く立ち回りつつ、時たまセレンの方を振り返る。
ちなみにキングはと言えば、職業は意外にもスナイパー。
スキルのステルスで敵の視界を欺きつつ、遠くから弱点を狙い撃つ。
むかつく含み笑いは堂に入っている。
「はは、こりゃいいぜ」
邪悪な弓を射っては、素早く逃げ回る。
___ミッション・コンプリート
そのとき、アスタの手錠が外れる。
そして、ホールの扉が開いた。


