☆Friend&ship☆-妖精の探し人-


「あーもーいってぇ…」

「…アスタ、焦るなって言っただろ」

「あそこは一発で決まると思ったんだよ」

サテは溜め息をついて回復魔法をかけた。


「…お」

「あ、異端商人…たち!!」

「げ…」

サテは、歩いてきたセレンを見てそう零す。

「へんたぐふっ…ちょっとアスタ!!」

「よ、あんたらもクリア狙い?」

「そ。アスタ君も?」

「そゆこと。でもま、レジェンドも無理っぽいしな、俺らにゃ無理かと諦めてるとこだよ」

アスタはそう言って、サテを小突いた。

「じゃあ協力しよか。お前ら楽しいし」

「了解。さて、そうと決まれば善は急げだ」

へリオがにっこりそう言って、右手を差し出す。

「?」

「ああわりぃ。ここには握手って文化はなかったんだっけ?」

差し出した手を再び引っ込めて、へリオは快活に、冷淡に笑った。

「楽しそうだよ、この試合」

なぁ、と星に同意を求めつつ、へリオは北へと歩みを進めた。