「お、キング!!おーい!」
暗闇でも目立つ金髪が、大きく揺れている。
キースとウィングがそばにいて、困ったようにしていた。
「大丈夫?見つかりそう?」
「いや、すっげー怪しい感じのダンジョンが出現してさ」
三人で探し回ったが見つけられなかったこと。
突如現れたゲリラダンジョンのクリア報酬が「奇跡の妖精」だったこと…
そしてそのダンジョンは誰にもクリアできていないこと。
それどころか、ボスステージまでも行けていないこと。
「しかも形質が特殊なんだよ。ターン制の戦いじゃない」
「ふぅん…」
そう、と呟いたセレンは首筋をひっかいた。
「じゃあいこっか、そろったし。クリア報酬もらいにさ」
分かりやすい罠に、嵌ったっていい。
どうせ退屈してたしさ、と。
へリオはそう呟いた。


