☆Friend&ship☆-妖精の探し人-


へリオから連絡があったのは、それから10分も経たないところだった。

まどろんでいたセレンは、びっくりして目を覚ましきょろきょろした。

「…だからお前は小動物か」

キングはそう言いつつ、うるさい通信に答える。

「はいはい」

『キング!!キング!!そこにアクアはいるか!?』

「いねーけど?駆け落ちならほっとけ。恋に恋するお年頃なんだよ。明日になったら泣いて帰ってくるから失恋ソングでも買って来い」

『ざけんな二十歳の微妙に現実味を帯びたアドバイスやめろ。まじめな話ださらわれた!!』

「逃げて来いよ。可愛い子には旅をさせろ、可愛くない子は閉じ込めろ、金髪碧眼は誘拐されろだろ」

『俺碧眼違うし!!しかも後半二つ聞いたことねーよ!?つか攫われたの俺じゃねー』

「マジで?銀髪にもたぶん適用されるから大丈夫…」

『最初のセリフを読み返せてめえ!!ここはコントじゃねーんだよ大事なところなんだよ!!アクアだよ、アクアちゃんが誘拐された!!』

「ほっとけほっとけ。反抗期のお約束…」

『殴るぞ』

セレンはもう半泣きで、キングは溜息をついた。

「可愛い小動物を籠に入れてから行くから…さ」