ゲートの先には広大な砂漠が広がっていて、ジリジリと日差しが照り付けてくる。
「サテ、頼む」
「…うん」
サテが杖を躍らせると、焼けるような暑さが和らいだ。
「なぁるほど、回復だけじゃないってことか」
「…そうだよ。補助もできる」
「じゃあ、俺のオーブで飛ぶか」
アスタが指示すると、オーブは激しく輝く。
一瞬で三人を荒野に誘った。
「ところどころ木が生えてるだろ?あの上に鳥の巣があるんだ。あそこのは多分ヴァイラ。嘴が鋭いんだ、気を付けろ」
アスタのオーブが木の頂上あたりを突っつく。
「カァァァァァッッッ!!」
「お出ましだぜ!」
鋭い鳴き声に間髪入れず、飛び込んできたヴァイラの動きを止める。
ヴァイラの鋭い目はタカのようで、大きさは五メートルはある。
広げた翼は十メートルほどの大きさ。
へリオは喉元めがけて切り上げた。
「やあっ!」
ひときわ大きく鳴いて、ヴァイラはぐったりと動かなくなった。
「へえ、いい腕してんな。てっきり新人かと思ってたけどさ」
「新人だよ、RPGはね」
「…素材、取ろうよ」
サテはそう言って、さっそく丁寧に皮を剥ぎ始めた。


