『次、あっち行きたい! その次はー、これ行って~』 私がパンフレットを見ながら にぎやかな廊下を歩いてると 『もも、行きたいとこが毎回、 さっき行ったとこの真反対じゃん! 俺、疲れたっ!』 右手に風船を持った遼くんが ブーブー言い出した。 『えー、、じゃあどこかで休むー?』 私が休めそうなとこを パンフレットで探してると ずっと黙って着いてきてくれた 零くんが口を開いた。 『‥‥ん、ここって屋上開いてんの??』 『あ!!!いいねぇ!!』