衣装合わせも1通り終わってきたところ 用事があって帰ったはずの男子が 声をかけてきた。 『彼方ともも呼んでって 校門に立ってる他校の奴に言われたんだけど』 『ええ??』 ‥‥もしかして遼くん!? すっかり忘れてたけど昨日電話で 別れろって言ってやるって言われたんだった! 『ねえ!彼方くんは!?』 『いや、それがあいつ帰ったらしいんだよ』 『えええ!???』 ‥‥やばい!! これはやばいぞ!!!! 『教えてくれてありがとう!ゆりちゃんに ちょっと抜けるって言っといて!』