ノーティーアップル



18時5分前。
休みの日だといあうのに会社の最寄り駅に僕はいる。
券売機の隣に立ちながら、昨日元カノにキスされたことを思い出していた。
彼女はどこからどんな風に情けない僕のことを見ていたんだろう…

そんなことを考えていると、待ち合わせの相手がやってきた。

「お待たせ。
土曜日だしこの付近じゃ混むかと思って予約しといたから。行こうか」

「あ、ほんとに?ありがとう」

こういうところだよな。
僕と違ってこの男は昔から女性と遊ぶのが上手だなとは思ってたけど。
このマメな性格と愛想のよさがあれば僕ももう少しもてたのかなと考えさせられる。


駅前のカジュアルなイタリアン。
男同士でもこういう店をチョイスするところもさすがである。