ノーティーアップル



「ねえ。凪くんはさっきあんな風に言ったけどさ、私はこのままセックスしてから幸せな気持ちで眠りたいな」

素直を通り越して直球すぎる彼女の言葉に思わず吹き出した。

「笑うことないじゃん!」

顔を赤らめて唇を尖らせる。
たまらなく可愛らしいけど…

「今日はダメ。焦ることないよ、今までがハイペース過ぎた分ゆっくり改めて距離を近づけたい」

「…凪くんに焦らされるなんてなんか癪なんですけど」

そう言って立ち上がってからベッドに潜る彼女。

「まあ確かに今日はもう遅いしこのまま寝ようか。凪くんも早くー」

ベッドに近づくと不意打ちで手を引っ張られた。

僕も隣に滑り込み、柔らかな彼女の体を抱きしめる。
それに応えるように彼女の腕にも力が入った。


…と思ったら1分も経たないうちに可愛らしい寝息が聞こえた。


「ほんとマイペース…」

思わず口から出た言葉は彼女の耳には届かず、暗い部屋にさまよった。


相変わらず彼女に振り回される生活は容易に想像できたが、僕の口元はにやけている。


間抜けな寝顔の彼女の額に唇をつけて僕も目を閉じた。