恋をしよう!

「わたしの勝ちって…?」

まだ理解ができないと言うように聞いてきた荻原に、
「君を好きになったから、僕は負けたって言う意味だよ」

僕は答えた。

「本当、ですか…?」

確認をするように聞いてきた荻原に、
「本当だよ。

と言うか、その賭けを出してきたのは君の方からじゃないか」

僕は言い返した。

「憧れだとか尊敬だとか、荻原の気持ちを否定したことは謝る。

迷惑だと言って、荻原の気持ちを踏みにじったことも謝る。

正直なことを言うと、君が古川に告白されたと知った時気が狂いそうになった」

そう言った僕に、
「古川くんのことは…」

荻原が慌てたように言ったので、
「振ったんだろ?

噂で聞いたから知ってるよ」

僕は答えた。