恋をしよう!

「荻原、テスト前に賭けを出したことを覚えているか?」

そう聞いた僕に、
「賭けって…わたしが100点を取ったら、先生がわたしを好きになって言う賭けですか?」

荻原は覚えていたようですぐに答えてくれた。

「その賭けなんだけど、まだ有効か?」

「えっ、きゃっ…!?」

驚いた顔で僕を見た荻原の腕を僕の方へと引き寄せると、彼女の頬に自分の唇を触れた。

「――先生…?」

荻原は大きな目をさらに大きく見開かせていた。

突然の僕の行動に、荻原は戸惑っているようだった。

当たり前だ。

頬にキスされたら、何事だと思うに決まってる。

「荻原の勝ちだよ」

僕は言った。