恋をしよう!

担任を務めている9組のホームルームを終えると、数学準備室に戻った。

まだきていないところを見ると、荻原のクラスはまだ終わっていないようだった。

グラウンドに視線を向けると、運動部の活動が始まっていた。

椅子に腰を下ろすと、
「失礼します」

聞き覚えのある声が聞こえたのでドアに視線を向けると、荻原だった。

「どうぞ」

そう声をかけた僕に荻原は小さく会釈をすると、中に足を踏み入れた。

パタンとドアを閉めると、荻原が僕の前に歩み寄ってきた。

「あの、この間の小テストのことについてなんですけども…」

話を切り出した荻原に、
「ごめん、ウソついた」

僕は謝った。

「えっ、ウソ?」

荻原は訳がわからないと言う顔で聞き返した。