恋をしよう!

どうやら荻原のクラスの授業のようだ。

いつもは下ろしている黒髪をポニーテールにして、荻原はソフトボールに励んでいた。

そう言えば、荻原のまとめ髪を見るのはこれが初めてだな。

まとめ髪にしただけなのに、余計にかわいさが際立っているような気がする。

授業の終わりのチャイムが鳴るまで、僕は荻原の姿を目で追っていた。

今日の5時間目になれば荻原に会えるのに、僕はそうしていた。


予鈴のチャイムが鳴った時、僕は数学準備室から3年6組の教室へと向かっていた。

その途中で、掲示板の前に立っている荻原と彼女と仲がいい田村の姿を見つけた。

そうだ、今日は中間テストの順位表が貼り出される日だったな。

他の生徒たちが彼女たちの周りにいないところを見ると、もうすでに自分たちの順位を見たのだろう。