恋をしよう!

少しクセのある黒髪に、色白の肌。

切れ長の目に、スッと通った鼻筋に、薄い唇。

端正に整っている顔立ちと180センチくらいはあるかも知れない長身な躰は、まるでモデルか俳優のようだとわたしは思った。

古川くんの顔を見つめていたら、彼の唇が開いた。

「単刀直入に言わせてください」

程よい低音の声で、古川くんが言った。

「荻原先輩のことが好きです」

古川くんが告白してきた。

あっ、また愛の告白か。

これに対する返事の仕方はもうなれている。

「ごめんなさい」

謝ってすぐに、
「わたし、今は誰ともおつきあいをする気がないんです」

…んっ?

わたしの気のせいじゃなかったら、古川くんも一緒に言ったはずだ。