恋をしよう!

「電話をしても着信拒否にされてたり…」

「それは、本当にすまないと思ってる。

でも美咲の声を聞いたら、どうしようもなくなってしまいそうだったんだ」

「どんな風にですか?」

そう聞いたら、
「ここぞと言わんばっかりにイジワルになるんだな」

先生が呆れたと言うように言った。

「だって、雅仁さんのどうしようもない姿が見たいと言うか…」

「へえ」

先生はそれまで埋めていたわたしの肩から顔をあげた。

「きゃっ…!?」

一瞬、何が起こったのかわからなかった。

気がついたら、わたしは先生のデスクのうえに座っていた。

「――ま、雅仁さ…」

名前を呼んだその声は、先生の唇によって吸い込まれてしまった。