恋をしよう!

古川くんは切れ長の目を少しだけ伏せると、
「そうですね、わかりました」
と、呟くように言った。

「荻原先輩」

古川くんがわたしを呼んだ。

「本当にすみませんでした。

俺のせいで、荻原先輩も苦しい思いをしたでしょう?」

「そうね、できることなら慰謝料を請求したいくらいだわ」

そう言ったわたしに、
「…いくら払えば許してくれますか?」

古川くんが呟くように聞いてきた。

まじめか。

わたしはプッと吹き出すと、
「ジョーダンよ、さすがに慰謝料は言い過ぎたわ」
と、答えた。

「だけど、わたしからは厳重注意と言うことにしておくわ。

もう2度とこんなことはしないって誓ってちょうだい」

続けて言ったわたしに、
「約束します」

古川くんは答えた。