恋をしよう!

チャイムが鳴ったけど、わたしたちはその場から動こうとしなかった。

先に行動を起こしたのは古川くんの方からだった。

「――いつから、岡田先生のことが好きだったんですか?」

そう聞いてきた古川くんに、
「2年前…高校入試の時から、先生のことが好きだった」

わたしは答えた。

先生が内緒でシャープペンを貸してくれたことがきっかけで、わたしは先生のことを好きになった。

それから2年もずっと、先生に片思いをしていた。

「そんな昔から…」

古川くんは息を吐くと、
「最初から俺は負けていたって言うことなんですね」
と、言った。

「荻原先輩が言っていた好きな人は、岡田先生のことだったんですね…。

断られても仕方がないですね」

古川くんはブレザーの胸ポケットからスマートフォンを取り出した。