恋をしよう!

その翌日、学校で美咲を見かけることはなかった。

僕の顔を見たくないんだろうな。

当然のことだ。

僕はその当然の反応を、罰として受け入れるしか他がないのだろう。

放課後を迎えた。

数学準備室に入ると、僕は息を吐いた。

ズボンのポケットからスマートフォンを取り出したけれど、
「きてる訳ないか…」

着信拒否をしてしまった以上、美咲から連絡がある訳がない。

でも誰かを通じて美咲から連絡があるのではないかと期待をしてしまった自分に嘲笑した。

そんな訳ないじゃないか。

僕の顔も見たくなければ、僕の声も聞きたくないんだから。

椅子に腰を下ろした時、ガラッとドアが開いた音がした。

「美咲…!?」

入ってきたその顔を見た瞬間、僕の中で怒りが込みあげてきた。