恋をしよう!

「はい、わかりました」

首を縦に振ってうなずいたわたしに、
「荷物はあまり持って行かなくていいから」

先生が言った。

「今週の土曜日、楽しみにしてますね」

「ああ、楽しみにしててくれよ。

また明日、学校でな」

「はい、さようなら」

電話を終えたのと同時に、電車がきた。

今週の土曜日か…。

フフッ、楽しみだな。

旅行はわがままが過ぎたかなと思ってたけど、先生はわたしのために真剣に考えてくれた。

近場でも遠出でも、先生と一緒ならどんな場所でも楽しいよ。

「早く土曜日にならないかな」

移り変わって行く景色を見ながら、わたしは呟いた。