恋をしよう!

僕は覚悟を決めると、いちごを口に入れた。

「美味しいですか?」

嬉しそうに笑いながら聞いてきた荻原に、
「うん、美味いよ」

僕は答えた。

僕もフォークにいちごを刺すと、荻原の前に差し出した。

荻原は少しだけ驚いたように僕を見た後、いちごを口に入れた。

「美味しいですよ」

そう言った荻原に、
「荻原」

僕は名前を呼んだ。

「誕生日、おめでとう」

そう言った僕に荻原は不意打ちをくらったような顔をした。

すぐに笑うと、
「ありがとうございます」
と、嬉しそうに答えた。

ああ、もう…本当に僕は荻原に甘いみたいだ。

荻原のことが好きなゆえ、僕は彼女に相当なまでに甘い。