恋をしよう!

「わたし、今日がくるのを本当に楽しみにしていたんです。

好きな人に初めて誕生日を祝ってもらえると思うと、夜も眠れなかったです」

「へえ、そうなんだ」

「先生はどうだったんですか?

楽しみじゃなかったんですか?」

そう聞いてきた荻原に、
「もちろん、楽しみにしてたよ。

ただし、昨日はちゃんと眠ったけど」

僕は答えた。

「よかった、わたしだけじゃなくて」

荻原は嬉しそうに笑った。

そうして話をしている間に、マンションの前に到着していた。

8階の僕の部屋に入ると、
「わーっ、広いですねー」

荻原はサンダルを脱ぐと、部屋の中を見回した。